02.Linuxの小技(kowaza)

LinuxサーバーのIPアドレスを変えよう!

■ LinuxサーバーのIPアドレスを変えよう!
サーバーを使い続けていると、設定していたIPアドレスを変えなきゃいけない場面に遭遇する時があります。たとえば、サーバーを移動するときとか、家庭内LANのルータを買い換えた時なんかです。
そんな時は、この方法を使うと、LinuxサーバーのIPアドレスを簡単に変えることができます。


■ 1.いま設定されているIPアドレスを確認します。
$ /sbin/ifconfig     ←IPアドレスを確認します。
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:30:AB:01:AC:FD
inet addr:192.168.2.102 Bcast:192.168.2.255 Mask:255.255.255.0
            ↑変更前IPアドレス
IPアドレスを確認するためには、「/sbin/ifconfig」を実行します。これを実行するのは、一般ユーザ権限でもできます。
設定されいるIPアドレスを確認するには、「inet addr:192.168.2.102」を見ます。ちなみに、「eth0」とは、ネットワークデバイスのことを指します。LANカードと思ってもうと、わかりやすいと思います。
結果としては、このサーバーのIPアドレスは「192.168.2.102」になります。
■ 2.IPアドレスを変更します。
$ su -   ←まずは、root権限になります
Password:
# ifconfig eth0 192.168.2.110 ←IPアドレスを変更します
# ifconfig eth0  ←再度、設定変更後のIPアドレスを表示します
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:30:AB:01:AC:FD
inet addr:192.168.2.110 Bcast:192.168.2.255 Mask:255.255.255.0
            ↑変更後IPアドレス
システムの設定を変更するときには、必ずroot権限になってください。そして、「ifconfig eth0 192.168.2.110」でIPアドレスの変更を実行します。
文法としては、「ifconfig デバイス名 変更後IPアドレス」という形になります。
でも、このままではまだ不十分です。このままの状態で、サーバーを再起動してしまうと、せっかく新しく設定したIPアドレスがもとに戻ってしまいます。
サーバーを再起動しても、IPアドレスが変わらない方法は次回紹介します♪お楽しみに(^^