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Linux最強Tips集 > ネットワーク

ネットワーク


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LANカードの設定確認

Linuxでネットワークの状況を確認するには、コマンドを実行して確認する方法と、設定ファイルの内容を確認する方法があります。
今回はLANカードに設定された設定内容を確認する方法を紹介します。

IPアドレスを確認する

LinuxでIPアドレスを確認するにはifconfigコマンドを使用します。ifconfigコマンドはIPアドレスの確認以外にも変更を行うこともできます。

ipconfigコマンドは/sbinディレクトリに格納されているため、rootで使用する管理者コマンドになりますが、/sbin/ifconfgとフルパス指定すると一般ユーザでも実行することができます。

Linuxのネットワーク環境を確認するためには

Linuxのネットワーク環境を確認するためには

Linuxサーバーを構築する上で、インストールの次にネックになるのが
ネットワーク設定になります。
Linuxのインストールは出来たけど、ネットワークに繋がらないという
エラーに悩まされる方が多いようです。

もし、あなたがネットワークの接続で悩まされたら、今日紹介する
テクニックでネットワーク環境の確認を行なってみてください。

使っているルータやプロバイダー環境の違いで細かい設定については
個別でアドバイスするしかありませんが、現在のLinuxに設定されている
ネットワーク環境については、Linuxすべてに共通する事ですので
このようなメールマガジンでお答えすることが出来ます。


Linuxのネットワーク環境を確認するためには、
下記の5カ所について確認を行なってください。


1.[root@ leopard root]# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
2.[root@ leopard root]# cat /etc/resolv.conf
3.[root@ leopard root]# cat /etc/sysconfig/network
4.[root@ leopard root]# netstat -r
5.[root@ leopard root]# ping ルータのIPアドレス
 
※pingコマンドを停止するには「Ctrl + c」キーを入力してください。

Linuxのポート状況を確認する

Linuxのポート状況を確認する

Linuxのポート状況を確認するには、netstatコマンドを使用します。
netstatコマンドが表示する情報には、ポート情報以外に、ルーティング
テーブル、IPマスカレードなど様々な情報を得ることができます。

netstatは表示できる情報が多いため、オプションを使い分けることで
必要な情報のみを表示する使い方が宜しいと思います。

文法

netstat (オプション)


オプション

-t TCPポートを表示する
-u UDPポートを表示する
-a すべての有効なポートを表示する
-n 一切の名前解決を行なわない

ポートを使用しているプロセスを確認する

ポートを使用しているプロセスを確認する

今回はポートを使用しているプロセスを確認する方法をご紹介します。

Linux上でポートが開いている場合、そのポートを使用しているプロセスを
確認するのもサーバー管理者として重要な仕事です。

今日の内容を理解することで、不要プログラムが実行されてないか、不正な
バックドアが仕掛けられてないか等を調べ、Linuxのセキュリティ状況を確認する
ことができるようになりますので、ぜひあなた自身で実行してみて結果の
確認をしてくださいね。

lsofコマンドはLinuxが使用してるプロセス名や実行ユーザ名を表示するコマンドです。
ポートの利用情報のみを確認したい場合は、オプション「-i」を付けて実行します。

また、lsofコマンドで表示できるのは、このコマンドを実行するユーザーに対して
読み取り権限が設定されるファイルに限ります。
つまり、ポートなどの利用情報すべてを確認するためには、rootユーザーでlsof
コマンドを実行しなければなりません。

このlsofコマンドを実行する一番の目的は、稼働中のプロセスを確認することで
不要プログラムが実行されてないか、不正なバックドアが仕掛けられてないかを調べ、
Linuxのセキュリティ状況を確認することにあります。

文法

lsof (オプション)

オプション

-i 利用されているポートを表示する

ホスト名からIPアドレスを調べるには

ホスト名からIPアドレスを調べるには

ホスト名からIPアドレスを調べることを「正引き名前解決」と言います。
この処理はネームサーバー(DNS)に対して、問い合わせをすることで、
IPアドレス情報を受け取ることができます。

ホスト名からIPアドレスへの対応をA(address)レコードと呼ばれています。
また、DNSサーバーに名前解決の問い合わせを行なうコマンドは、digとnslookupが
あり、これらのコマンドは、問い合わせ先のDNSサーバーが指定されない場合、
/etc/resolv.confに記述されているDNSサーバーを利用して名前解決を試みます。

この/etc/resolv.confに設定されるDNSサーバーはLinuxのインストールの際に
入力したDNSサーバーが設定されています。


文法

dig ドメイン名
nslookup ドメイン名

ドメイン名からメールサーバーを調べるには

ドメイン名からメールサーバーを調べるには

あるドメイン内でメールサーバーとして稼働しているホストを調べるには、
そのドメインに設定されたMX(Mail Exchanger)レコードを調べると良いでしょう。

MXレコードとは前回ちょっと紹介したAレコードと同様、ドメイン情報を
構成する要素のひとつになります。

例えば、hogehoge.comというドメインの中でメールサーバーがmail1.hogehoge.com
というホスト名だった場合、pakira@hogehoge.com のようなメールアドレスに
メールが配送されるためには、このメールサーバーがhogehoge.comドメインの
MXレコードに指定されている必要があります。

MXレコードは、ドメイン名とそのドメインのメールサーバーのホストの
対応関係を記述したものになります。自分宛のメールが届かないような時は、
ドメインのMXレコードに正しくメールサーバーが指定されているか確認を
する必要があります。


文法

dig (調べるレコードの種類) (ドメイン名)
nslookup -type=(調べるレコードの種類) ドメイン名

IPアドレスからドメイン名を調べるには

IPアドレスからドメイン名を調べるには

ドメイン名からIPアドレスを得る事を正引き名前解決と言いますが、
今回はその逆、IPアドレスからドメイン名を調べる方法になります。

これは正引き名前解決に対して、逆引き名前解決と言いますので
覚えておいてください。

この処理はDNSサーバーに対してクラインとから問い合わせを行ない
それに対する返答を受け取る事で結果が表示されます。
基本動作としては「正引き名前解決」と同じ処理になりますが、
問い合わせに使う情報、表示される結果が逆になります。

IPアドレスからドメイン名への対応はPTRレコードと呼ばれ、
このレコード上では、192.168.1.1というIPアドレスは、
1.1.168.192.in-addr.arpa.(IPアドレスの逆順.in-addr.arpa.)
という形式で記述されます。

これはドメイン名同様にIPアドレスも階層構造を持った名前として
認識し、正引き名前解決と同じプロセスで逆引き名前解決が行なわれる
ようにするためです。

ちなみに名前解決はhostコマンド、nslookupコマンドを使用します。
hostコマンドはnslookupコマンドに代わるものとして開発され、
現在においては、hostコマンドを使用する事が推奨されています。
(正引き名前解決に使用したdigコマンドと同じ扱いですね。)


文法

host IPアドレス
nslookup -type=ptr IPアドレス

FTPコマンドでファイルの途中からダウンロードする

ファイルのダウンロード途中で、何らかの原因によりダウンロードが
中断してしまった場合、サイズが大きいファイルをダウンロードしていたら
最初からやり直すのは、時間のロスが大きくなってしまいます。

そんな時、中断したダウンロードの途中から再開するコマンドとして
FTPコマンドのregetコマンドを使用します。

pingによる死活確認

ネットワークに関するトラブルが発生した時、まず通信したい
相手の機器との通信経路が有効なのかを確認する必要があります。

相手機器(ホスト)との通信が可能であるかどうかを確認するコマンドは
pingコマンドになり、このpingコマンドはICMP(Internet Control Message Protocol)
というプロトコルを使用しています。

このICMPは要求パケットを相手ホストへ向けて送ると、相手ホストが正常に
受信した場合に、応答パケットを返す仕組みになっています。
この仕組みを利用してpingコマンドを相手ホストにICMPを送り、
死活確認を行います。

デフォルトゲートウェイ(ルータ)を設定する

Linuxはインストール時にデフォルトゲートウェイ(ルータ)の設定を行いますが、
ネットワークの構成変更に伴い、デフォルトゲートウェイを変更する必要が
生じる場合があります。

また、インストール時に設定したデフォルトゲートウェイが
実は誤りだった場合も正しいものに変更する必要があります。

私が主催してる「Linuxサーバー構築講座」でも、
希に誤った設定をして、正しいものに修正するには
どうすれば良いのかという質問を頂く事があります。

Linuxサーバー構築講座

Linuxに触れたばかりの初心者の方には、まずは慣れてもらう事が
先決であるため、インストールからやり直してもらうことにしていますが、
ある程度慣れてきた時には、今日紹介する方法を使用して
デフォルトゲートウェイの設定すると良いでしょう。


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